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RVパークとは?認定の条件と予約・料金の目安・マナーを解説

公開 2026-10-18・テーマ・RVパーク

この記事の目次
  1. RVパークとは
  2. 認定の条件:何がそろっているのか
  3. 「くるま旅」という旅のかたち
  4. 予約の流れと料金の目安
  5. オートキャンプ場・道の駅との違い
  6. RVパークで守りたいマナー
  7. まとめ

キャンピングカーで旅をするとき、「今夜どこに泊まるか」はいちばん悩むところです。その答えの一つが、日本RV協会が認定する車中泊のための施設「RVパーク」です。この記事では、RVパークがどんな場所なのか、どんな条件で認定されているのか、予約や料金、マナーまでをまとめて説明します。

RVパークとは

RVパークは、一般社団法人日本RV協会が「快適に安心して車中泊ができる場所」として認定している有料の車中泊スペースです。協会が定めた条件を満たした施設だけが認定され、「RVパーク」という名前は協会が商標として持っているため、認定を受けた施設だけが名乗れます。

設置されている場所はさまざまで、温泉施設や宿泊施設、道の駅、遊園地などの敷地の一角に設けられていることが多くあります。協会のサイトでは全国600か所を超えたとされ、2026年6月末時点の報道では650か所以上とされています。毎年のように新しい施設が認定されているので、行きたい地域にあるかを探してみる価値は十分にあります。

RVパークは、キャンピングカーだけの施設ではありません。協会の予約サイトでも、車中泊をする人なら誰でも使えると案内されています。ただし、使える車の大きさや種類は施設ごとに違うため、予約の前に「利用可能車種」を確かめましょう。

認定の条件:何がそろっているのか

RVパークの良さは、どこに行っても一定の設備がそろっていることです。日本RV協会の開設説明資料(2024年3月版)と協会のサイトでは、条件を次のように示しています。あわせて、条件を少し緩めた「RVパークライト」という区分もあります。

条件 RVパーク RVパークライト
ゆったりした駐車スペース(推奨:幅4m×縦7m) ○ ○
24時間使えるトイレ ○ ○
100V・20A以上の電源 ○ △(15A以下も相談可)
車で15分圏内に入浴施設がある ○ ー
ゴミの処理ができる ○ ー
チェックイン後の出入りがある程度自由 ○ ○
協会のロゴを使った看板 ○ ○
複数日の滞在ができる ○ ー

これらのうち、旅をする側にとって特にありがたいのは次の点です。

  • 24時間使えるトイレ: 夜中や早朝でも困りません。
  • 電源: 協会は1台あたり20A以上を勧めています。多くのキャンピングカーはエアコンや電子レンジなど電気を使う家電を積んでいるためです。外から電気をもらえれば、車のバッテリーの残りを気にせず家電を使えます。エアコン付きの車を借りる場合は、電源のあるRVパークを選ぶと夏の夜を過ごしやすくなります。
  • 近くのお風呂: 車で15分圏内に入浴施設があることが条件なので、シャワーのない車でも一日の汗を流せます。
  • ゴミ処理: 旅の途中で出たゴミを処分できます。ただし、有料のゴミ袋を買う方式など、処理の仕方は施設ごとに違います。

一方、RVパークライトは入浴施設やゴミ処理、連泊が条件に入っていません。同じ「RVパーク」の名前でも、ライトかどうかで使える設備が変わる点に注意しましょう。

「くるま旅」という旅のかたち

日本RV協会は、キャンピングカーを中心にした旅を「くるま旅」と呼び、その広がりに取り組んでいます。協会の関連会社が運営する「くるま旅クラブ」では、RVパークのほかにも、旅館やホテルの駐車場で温泉を楽しみながら泊まれる「湯YOUパーク」など、車中泊ができる駐車場をいくつかの種類に分けて紹介しています。ただし、RVパークが誰でも使えるのに対し、湯YOUパークなど多くの種類はクラブの会員向けです。

くるま旅の考え方は、「きらくに、きままに、きがるに」旅をすることです。宿の予約や時間に縛られず、気に入った土地に少し長く留まったり、天気を見て行き先を変えたりできるのが魅力です。その自由さを支えるのが、安心して夜を過ごせる場所であり、RVパークはその代表と言えます。

ただし、くるま旅クラブの案内では、こうした車中泊施設は「車中泊ができる駐車場」であり、キャンプをする場所ではないと明記しています。車外にテーブルやタープを広げられるかどうかは施設によって違うので、事前に確かめましょう。

予約の流れと料金の目安

予約はRV-Park.jpか施設へ直接

RVパークの予約は、日本RV協会の公式予約サイト「RV-Park.jp」から行えます。施設ごとのページで、電源・給水・ゴミ処理・ペット・入浴施設などの条件を見比べられ、Web予約ができる施設ではその場で予約と支払いまで済ませられます。Web予約に対応していない施設は、ページに書かれた電話やメールで予約します。

予約を取り消すときは、Web予約ならマイページから、電話やメールで予約した場合はその施設の方法で連絡します。くるま旅クラブも、キャンセルするときは予約した施設へ必ず直接連絡するよう呼びかけています。

予約から利用までの流れは、おおむね次のとおりです。

  1. RV-Park.jpで地域や設備から施設を探す
  2. 利用可能車種、駐車スペースの広さ、電源の有無を確かめる
  3. Webまたは電話・メールで予約する
  4. 当日は施設の受付方法に従ってチェックインする(受付の時間や場所は施設ごとに違います)

選ぶときに確かめたいこと

協会は認定のときに、条件そのもののほかにも、駐車スペースの傾き、車高の制限、施設までの道幅、まわりの木の枝などを調べています。こうした点は、大きな車で行くほど大切です。予約の前に、次の点を施設のページや電話で確かめておきましょう。

  • 車の全長・全幅・全高が駐車スペースや出入り口に収まるか
  • 地面が平らか(傾いていると眠りにくくなります)
  • 電源の容量(何A使えるか)と、電源代が料金に含まれるか
  • 何時まで受付・入場ができるか
  • 連泊ができるか(RVパークライトは条件に入っていません)

料金は施設ごとに決まる

RVパークの料金は協会が一律に決めているものではなく、施設ごとに設定されています。2025〜2026年に新しく認定された施設を紹介した報道では、1泊1区画3,000円台後半〜4,000円台からという施設がある一方、温泉や食事を含む宿泊施設型の施設では1泊1区画1万円を超える例もありました。

また、協会の資料では、車中泊の料金とは別に電源やゴミ処理などのオプション料金を設定できる仕組みが示されています。料金を比べるときは、「1泊の基本料金」に電源代やゴミ袋代などがどこまで含まれているかを確かめると、思わぬ出費を防げます。料金は改定されることもあるので、最新の金額は必ず予約ページや施設の案内で確かめてください。

オートキャンプ場・道の駅との違い

車で泊まれる場所には、RVパークのほかにオートキャンプ場や道の駅があります。それぞれ役割が違うので、旅の目的に合わせて使い分けましょう。

比べる点 RVパーク オートキャンプ場 道の駅
主な目的 車中泊 キャンプ(車を横に止めて過ごす) ドライバーの休憩
泊まること できる(有料) できる(有料) 宿泊目的の利用は基本的に遠慮(仮眠は可)
車外での活動 施設による(できない所も多い) できる(テント・タープ・焚き火など施設のルール内) しない
電源 条件として用意 電源付きサイトがある施設も 使えない
チェックイン 施設ごと。遅い時間でも入れる所も 受付時間が決まっていることが多い なし

国土交通省は、道の駅について「運転の途中で疲れを取るための仮眠はかまわないが、駐車場など公共の場所での宿泊利用は基本的に遠慮してほしい」としています。一方で、敷地にRVパークやオートキャンプ場を設けて、泊まれるようにしている道の駅もあります。道の駅に泊まりたいときは、こうした宿泊用の場所があるかを確かめて、そこを使いましょう。

キャンプらしい時間を楽しみたいならオートキャンプ場、移動を重ねながら夜は静かに休みたいならRVパーク、という使い分けが一つの目安です。地域ごとに探すときは地域から探すページも参考にしてください。

RVパークで守りたいマナー

RVパークは、施設の協力があって成り立っている場所です。くるま旅クラブは、くるま旅施設を使うときのマナーとして、次のような点を挙げています。

  • 駐車中はエンジンを止める(アイドリングをしない)
  • 火を使う、バーベキュー、花火など車外での行為をしない
  • 発電機の使用や騒音など、周りの車中泊客の迷惑になることをしない
  • ゴミや吸い殻を捨てない、不要な物を置いていかない
  • 施設ごとの利用規則を守る
  • 洗面所などで炊事や洗濯をしない

ペット連れの場合は、食事や入浴で建物に入るときにペットを連れて入らない、連れ歩ける場所や排せつの可否は施設の指示に従う、敷地の外ではリードでつなぐ、といった点も求められています。ペットと一緒に旅をしたいなら、ペットと泊まれる車を選び、RV-Park.jpでペットを受け入れている施設を探すと安心です。

もう一つ大切なのは、電源の使い方です。電源の容量は施設ごとに決まっているため、エアコンと電子レンジ、ドライヤーなどを同時に使うとブレーカーが落ちることがあります。使える電気の量を受付で確かめ、大きな電気を使う家電は一つずつ使うようにしましょう。

まとめ

RVパークは、日本RV協会が認定した車中泊のための施設で、24時間使えるトイレ、100Vの電源、近くの入浴施設、ゴミ処理といった条件がそろっています。条件を緩めたRVパークライトもあるので、使える設備は予約の前に確かめましょう。

予約はRV-Park.jpか施設への直接連絡で行い、料金は施設ごとに違うため、電源代やゴミ代が含まれるかまで見ておくと安心です。道の駅を「休憩所」、RVパークを「夜を過ごす場所」と考えて使い分ければ、キャンピングカーの旅はぐっと計画しやすくなります。

参考にした情報

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