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初めてキャンピングカーを借りる人へ 予約から返却までの手順

公開 2026-10-18・テーマ・初心者・レンタル・運転

この記事の目次
  1. 借りるまでの流れ
  2. 免許証と保険を確かめる
  3. 運転のコツ:車幅・高さ・後方に気をつける
  4. 泊まる場所の選び方
  5. 1泊目のモデルプラン
  6. 返却時の注意
  7. まとめ

キャンピングカーの旅に興味はあっても、「大きな車を運転できるか」「どこに泊まればいいのか」と不安を感じて一歩を踏み出せない人は多いと思います。実際には、借りる流れや運転のコツ、泊まる場所のルールを知っておけば、初めてでも十分に楽しめます。この記事では、初めてキャンピングカーを借りる人に向けて、予約から返却までを順番に説明します。

借りるまでの流れ

キャンピングカーのレンタルは、おおむね次のような流れで進みます。

段階 やること
1. 車と店舗を選ぶ 人数・行き先・時期に合った車を探す
2. 予約する 日程と車を決め、予約金を払う店舗もある
3. 事前の準備 運転する人の免許証、持ち物、泊まる場所を確かめる
4. 受け取り 車の使い方と保険の説明を受け、車の状態を確かめる
5. 旅をする 運転・宿泊・設備の使用
6. 返却 給油・片付けをして返し、精算する

まずは出発地の近くでどんな車が借りられるかを見てみましょう。campergo の 地域から探す のページでは、都道府県ごとにレンタル店舗と車を探せます。

予約のタイミングは早めが安心です。ゴールデンウィークや夏休み、年末年始は人気の車から埋まっていきます。日本RV協会が監修したレンタル事業向けのマニュアルに載っている例では、予約は6か月前から受け付け、仮予約から1週間以内に料金の半額を払って予約完了、残りは当日に払う、という流れになっていました。予約金やキャンセル料の決まりは店舗ごとに違うので、予約の前に確かめておきましょう。

免許証と保険を確かめる

運転できる車は免許を取った時期で違う

キャンピングカーで最初に確かめたいのが 運転免許 です。警察庁の資料によると、2017年3月12日に準中型免許ができたことで、それ以降に取った普通免許で運転できるのは、車両総重量3.5トン未満(最大積載量2トン未満)の車になりました。

普通免許を取った時期 運転できる車の目安(車両総重量)
2007年6月1日以前 8トン未満(8トン限定中型免許の扱い)
2007年6月2日〜2017年3月11日 5トン未満(5トン限定準中型免許の扱い)
2017年3月12日以降 3.5トン未満

取得した時期ごとの区分は、長野県警察の案内などにまとめられています。

軽キャンパーやバンコンの多くは3.5トン未満ですが、大きめのキャブコンやバスコンには3.5トンを超える車もあります。運転する人全員の免許証で、免許の種類と条件を確かめ、借りる車の車両総重量が範囲内かを店舗に確認しましょう。運転する人は、契約のときに登録しておく必要があります。登録していない人が運転すると、保険や補償が使えないことがあります。

保険と補償の中身を聞いておく

受け取りのときには、保険と補償の説明があります。特に確かめておきたいのは次の点です。

  • 対人・対物・車両の保険の内容と、事故のときの自己負担(免責額)
  • 免責補償制度(CDW)に入るかどうか
  • NOC(ノンオペレーションチャージ)の金額
  • 保険が使えない場合(届け出のない事故、契約にない人の運転など)
  • ロードサービスの連絡先

国土交通省の地方運輸局が公開している貸渡約款の参考様式では、NOCは、事故などで損害が出たときに借りた人がレンタカー会社に払う「営業補償」と説明されています。免責補償とは別のものなので、両方の金額を聞いておくと安心です。また、事故が起きたときは、警察に届け出たうえで店舗と保険会社に連絡するのが基本です。届け出をしないと保険の対象にならないことがあります。

運転のコツ:車幅・高さ・後方に気をつける

キャンピングカーは、ふだんの乗用車より大きく、重く、背が高い車です。日本RV協会監修のマニュアルでは、借りる人に伝える注意点の例として、次のようなことが挙げられています。

  • 道幅の狭い道では、対向車とすれ違うときにサイドミラーをこすりやすい
  • 駐車場で輪止めに当たるまで下がると、車体の後ろがフェンスなどに当たることがある
  • コインパーキングの料金所の屋根に天井をこすりやすい
  • 急カーブや急なハンドル操作では大きく揺れ、転倒のおそれもある
  • 段差では大きく揺れる

同じマニュアルで例に出ている車は、高さ300cm、幅210cm、長さ500cmでした。一般的な乗用車よりかなり背が高いことが分かります。運転するときは、次の点を意識しましょう。

車幅と曲がり方

  • カーブや交差点では、いつもより大きめに回る
  • 狭い道に入る前に、ほかの道がないかを考える

高さ

  • 借りた車の高さを数字で覚え、メモを運転席に貼っておく
  • 立体駐車場、ガード下、ドライブスルー、屋根付きの給油所や料金所に注意する
  • 枝が張り出した道では屋根に当たらないか気をつける

後方の確認

  • 後ろが見えにくい車が多いので、バックモニターがあれば必ず使う
  • 同乗者に外から誘導してもらう
  • 駐車は、出るときに前から出られるよう考えて停める

スピードと揺れ

  • 重い車は止まるまでの距離が長くなるので、車間を広めにとる
  • 横風の強い橋やトンネルの出口では、ハンドルをしっかり持つ
  • 走り出す前に、車内の荷物や扉、窓、天井の換気扇を閉じる

運転に自信がない人は、まず車体の小さい バンコン から始めると安心です。ワンボックス車がベースなので、乗用車に近い感覚で運転できます。

ガソリンか軽油かを必ず確かめる

意外に多いのが 燃料の入れ間違い です。JAFの発表によると、2022年10月の1か月間に「燃料の入れ間違い」による救援は全国で105件あり、内訳の分かったもののうち、ガソリン車に軽油を入れたケースが57件、ディーゼル車にガソリンを入れたケースが39件でした。理由として「レンタカーを借りて、普段の車両と違ったため」という声が挙がっています。

キャンピングカーは、ベースの車によってガソリン車もディーゼル(軽油)車もあります。受け取りのときに燃料の種類を必ず聞き、給油口のふたやメモで確かめてから給油しましょう。

泊まる場所の選び方

キャンピングカーは「どこでも泊まれる車」ではありません。泊まる場所は、主に次の3つから選びます。

泊まる場所 特徴 注意点
RVパーク 日本RV協会が認定した車中泊のための有料施設 予約が必要なことが多い。車外でのキャンプ行為はできない施設がある
オートキャンプ場 車の横にテントやタープを張れる チェックイン・アウトの時間がある
道の駅・サービスエリア 休憩のための施設 宿泊目的の利用は遠慮してほしいとされている

RVパークの認定条件として、日本RV協会は、ゆとりのある駐車スペース、24時間使えるトイレ、100V電源、車で15分ほどの範囲にある入浴施設、ごみ処理ができること、などを挙げています。初めての旅では、こうした設備がそろった場所に泊まると安心です。

一方、道の駅について、国土交通省の地方整備局の案内では「休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています」としたうえで、交通事故防止のための仮眠はかまわないとしています。日本RV協会も、公共の駐車場で守ってほしいマナーとして「長期滞在は行わない」「キャンプ行為は行わない」「無駄なアイドリングはしない」などの10か条を示しています。夜はRVパークやキャンプ場に泊まる、と決めておきましょう。

1泊目のモデルプラン

初めての旅は、移動距離を短めにして、明るいうちに泊まる場所へ着く計画がおすすめです。たとえば、次のような流れです。

1日目

時間 予定
10:00 店舗で受け取り。設備の使い方と保険の説明を受ける
11:00 近くのスーパーで食材と水を買う
12:00 昼食。広い駐車場のある店を選ぶ
13:00〜15:00 1〜2時間ほど走って観光地へ
16:00 RVパークやキャンプ場に到着。電源につなぎ、車内を整える
17:00 近くの入浴施設へ
18:30 夕食。車内で簡単な料理か、近くの店で
21:00 ベッドを作って就寝

2日目

時間 予定
7:00 起床・朝食。ごみをまとめる
9:00 出発。観光をひとつ
13:00 返却する店舗の近くで給油
14:00 車内の片付け
15:00 返却・精算

ポイントは、受け取りの説明に時間をかけること です。ベッドの作り方、冷蔵庫や照明の電源、サブバッテリーの残量の見方、FFヒーターやエアコンの使い方、トイレ付きの車 ならその処理方法など、分からないことはその場で聞きましょう。スマートフォンで説明の様子を撮らせてもらえるか聞いてみるのもよい方法です。

また、受け取りのときには車の傷やへこみを店舗の人と一緒に確かめ、写真を撮っておくと、返却のときの行き違いを防げます。

返却時の注意

返却の日は、時間に余裕を持って行動しましょう。

  • 返却時間を守る。 遅れると追加料金がかかる店舗があります。渋滞を見込んで早めに出発し、間に合わないときは必ず電話で連絡します。
  • 燃料を満タンにする。 満タンで返すルールの店舗が多く、給油していないと割高な料金で精算されることがあります。燃料の種類を間違えないようにしましょう。
  • ごみを持ち帰るか、店舗のルールに従う。 車内に残さないのが基本です。
  • トイレやタンクの処理をする。 カセットトイレや排水タンクの処理方法は、受け取りのときに聞いたとおりに行います。公共の駐車場では処理をしないのがマナーです。
  • 車内を片付ける。 寝具をたたみ、食器を洗い、忘れ物がないか確かめます。
  • 気になることは正直に伝える。 小さな傷や設備の不具合に気づいたら、返却のときに伝えましょう。

まとめ

初めてキャンピングカーを借りるときは、運転する人全員の免許で運転できる車かを確かめ、保険・免責補償・NOCの説明をしっかり聞くことから始めましょう。運転では車幅・高さ・後方に気をつけ、燃料の種類を必ず確かめます。夜はRVパークやオートキャンプ場に泊まり、1泊目は移動を短めにして明るいうちに着く計画にすると安心です。

まずは campergo の 地域から探す で、出発地の近くにあるレンタル店舗と車を見てみてください。

参考にした情報

この記事の条件で、キャンピングカーを借りられる店舗を探せます。

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